2026/02/12
【concept building #014】
「色面だけの作品を作るということの意味」
写真に写ったものの「形状」を廃して「色彩」のみを抽出する効果には色々あると思う
まずは「形状」を排することでものから「意味」を削ぎ落とすことができる
「意味を排除することの副次的効果」
物事から「意味」が取り除かれた時、何が起こるかというと、物事の間に存在する「境界」「序列」が同時に取り除かれる
さらに、もの同士の「距離感」「上下左右」などの空間的要素も取り除かれる
「言語化が必要なくなる」
これらの要素が排除された「色面」をみた時に何が起こるかというと、鑑賞者が「言語化」や「意味を探ること」をできなくなるということだ
「理屈・言語と感覚・非言語化の二重構造」
自分が作品制作で実現したいのは、前のconcept buildingでも書いたが、フレームは理屈で製作し、ボディーは感覚に訴えるという二重構造を持たせることだ
フレーム制作においては、個々に用意した機能を用途に合わせて組み込んでゆき、想定された機能を持つデバイスとして設計してゆく
一方で作品の外観であるボディー制作においては、先ほどの「色面による非言語化」というものが役に立つ
高度に言語化された理論や理屈をベースに作成した作品ではあるが、最終局面では鑑賞者に言語化や意味の理解を要求せず、ただ感覚で感じでもらう、という二つの機能を持たせるためには「色面のみの画像」は有効に機能すると思う