equivalent
自分の写真を分析していったとき、スティーグリッツのequivalentに行きついた。いつどこで撮ったか特定できない雲の写真作品。

equivalentについてChat GPTに聞いてみたところ

まずスティーグリッツは『雲の写真に写るイメージは単に雲を表しているだけではなく、感情やある精神状態を誘発するものなのだ。』、『写真は外部の現実というよりもむしろ抽象的な概念や内面の感情を表現できる。』という考えを持っていたらしい。

Equivalentsという名前をつけるにあたっては『それらの写真はそれらを鑑賞したものの中に湧きあがった感情や思考と同一のものである』と提示することで、それの写真が持つ象徴的、感情的な重要性を強調しようとした。

とのことだった。

自分の作品は物体から具体性を取り去るためオールオーバーで撮影し、物体の形ではなく全体的なテクスチャを抽出する。

写真の中から語るべき具体的対象をなくすことで、鑑賞者の中に自由なイメージが誘起されるかもしれない。そういった抽象化によるイメージの拡大というものを自分は撮影時に求めているのかもしれない。