
この世界は「連続」的に構成されているのではなく、飛び飛びのエネルギーを持つ「量子」によって構成されている
連続体として見えているこの世界も細分化してゆくにつれ、いつしか連続ではない境界を持つ存在によって成り立っていることがわかる
この写真は自然の風景を撮影した写真をあるプロセスで「細分化」した後、「再構成」したものである
その過程で、連続体として見えていた物体が、「GRID」により細分化し始める
デジタル写真も一見すると連続した映像に見えるが、ひとたび視線をマクロな方向に移行させ、細部を拡大していくと、それは連続体ではなく飛び飛びの色を持つピクセルという一つの粒子によって構成されていることがわかってくる
デジタル写真も個々のエネルギーを持つ「量子」によって作られているのかもしれない
ある特定のプロセスで分割された世界を再び再構成することにより、それは連続ではない「GRID」によって構成された世界に「変容 -Transformation-」してゆく
これらすべての写真は「自然」を撮影したものではあるが、あるプロセスを通すことで「まるでCPUの上に刻まれた電子回路の顕微鏡写真」のようにも見えてきた
「写真の変容、物体の変容、意識の変容、解釈の変容 -transformation-」
デジタル化により、事実と虚構の境界が曖昧になり日本語的な解釈の「写真」というものからかけ離れていく現代
しかし、むしろデジタル化により、写真は「その自由」を得ているのかもしれない
かつて、写真の到来により価値を失うだろうと言われた絵画が、むしろ写真の到来により自由を得たように