作家はあるコンセプト(ベース)を目に見える形にするため撮影を行い、作品(ベースの上に成り立つもの)を作り、それを目に見える形で提示する。
コンセプトから写真は生まれる。

しかし、『その自らが撮影した写真から新たなコンセプトが生まれる』ということもあるのではないだろうか。そして、そのコンセプトがまた新たな写真を生む。

宇宙(ベース)によって作り出された地球 (ベースの上に成り立つもの)
写真に言い換えると
コンセプト(ベース)によって作り出された写真(ベースの上に成り立つもの)

地球上で宇宙に関する新しいアイディアが再発見される
→これは天才物理学者による作業
写真上でコンセプトに関する新しいアイディアが再発見される
→これはアーティストによる作業

Universe on earth
これは大きな枠組みである作品のコンセプト(Universe)が、そこで作り出された作品(earth)によりまた再び生み出されるという、制作活動における循環を作品名にしたものである。

作り続けることによりコンセプトは更新される。

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