作品コンセプト
『木』は大気と大地をつなげる『Interface』である。

毛細血管のように複雑な形状の枝を大気中に張り巡らし、大気中の気体を取り込み、大気中を伝搬してくる光を受けエネルギーを作り出し、そしてまた気体を大気中に放出する。

地上に張り巡らされた根と木の幹は大地の水分やミネラルなどを吸い上げ、各部に供給する。

この『大気中に張り巡らされた枝』と『大地に張り巡らされた根』により『木』は大気と大地の間の物質交換を可能にし、地球上の生物に様々な恩恵を与えている。

今作品群『Interface』は、自然を構成する様々なマテリアルを重ね合わせ、『大気と大地をつなぐインターフェースである木々』の内部に秘められたエネルギーを可視化する試みである。